不安を和らげるために

がんの宣告を受けた方にとって、これからの生活や、治療に関して、不安なことがたくさんあるでしょう。一番といってもいいくらいの不安は、抗がん剤の投与による、副作用のつらさではないでしょうか。最近多くの書籍から、抗がん剤の使用の仕方や、副作用についての情報が得られますが、まずは、患者さんの主治医と、患者さんとの十分な話し合いが最も重要な情報となります。主治医と治療方針についてしっかりと話し合って、患者本人の不安がなくなるまで、小さなことでも疑問を解決することが一番です。多くの情報は一つの事例として受け止めて、踊らされないように注意しましょう。自分の身体を見てくれている医師が、自分にとって最も多くの情報を持っているのです。

抗がん剤はがん細胞の活動を抑えるために使用するもので、飲み薬や点滴など、さまざまな形があります。その薬の種類によって形が違うと考えましょう。抗がん剤の投与による副作用には、吐き気、下痢、食欲不振、倦怠感、脱毛などがあり、これらは受ける人の体質によって、現れ方が異なります。また投与する時期によっても違ってきます。そして、つらい症状も、決められた期間の投与が終われば、その後は回復していきます。脱毛は多くの体毛を失いますが、それも新しく生えてきます。ですので、副作用による脱毛が終わるまでの間は、スカーフや帽子で工夫して、おしゃれや寒さを防ぐ工夫をされる方が多いようです。ウイッグも質の良いものが多く販売されています。確かに苦しい副作用ですが、それを乗り越えた先に、新しく続く生活が待っています。素敵なものを買おうとか、食欲が戻ったらおいしいご飯を食べに行こうとか、自分にご褒美を用意して、限られた期間を乗り切りましょう。